実店舗を持つ業種(エステ・ネイル・まつげ・理美容院・柔整鍼灸院など)において、登録必須のサービス「Googleマップ」。
美容サロンの広告の現状と、なぜGoogleマップの登録・運用が必要なのかを簡単にご説明させていただきたいと思います。
サロン集客の現状
サロンの先生とお会いした際、話題になることが多い一つに集客についてのお話があります。開業からある程度の年数が経ち、既存のお客様が付いていたり、ご紹介だけで運営されているお店も少なからずあります。しかし、それは一部のサロンで殆どのお店が集客に苦労されています。
まずは、広告には種類があることから理解していきましょう。
マーケティングの種類
マーケティングには大きく分けると2種類の広告があります。「オークションマーケティング」と「クオリティマーケティング」です。
どちらが良い悪いではなく、サロンさんの規模や予算や目的に応じて使い分けるのがオススメです。
オークションマーケティング
過去の時代のマーケティングは「オークションマーケティング」が主流
高い掲載費を払えば上位に表示され、高い広告費を払えない中小企業、個人店舗は下位に表示されます。予算の少ない中小、個人店舗はオークションマーケティングで戦うのは厳しいです。
クオリティマーケティング
お金を払っても上位表示が約束されないのが「クオリティマーケティング」
インスタは企業よりも個人の方の方がフォロワーが多い場合が多いです。
SEOでも、個人のブログの方が大手サイトよりも上位表示されることがあります。グーグルの独自アルゴリズム(ルール)により、正確で必要な情報を掲載しているサイトを上位表示するようになっているからです。
これらは基本的に費用がかかりません。(費用をかけて対策することも可能)
Googleマップとは
上記でご説明したように、オークションマーケティングが悪いわけではありませんが、中小企業や個人サロンさんがオークションマーケティンで戦うのは大変です。
そこでオススメしたいのがGoogleマップです。
Googleマップでの掲載順位を上げるための施策のことをMEO対策と言います。MEOとはMapEngineOptimization(マップエンジンオプティミゼーション )を略したWEB用語になります。日本語でいうと「地図エンジン最適化」です。
Googleマップは殆どの方がご存知だと思います。グーグルが運営する地図情報サービスです。
ただ、Googleマップに情報掲載するには登録が必要なことや、ご自分のサロン情報が掲載されているかいないかも把握していないオーナーさんが多いことに気付きました。
このサービスを店舗集客にどう活用できるのでしょうか。
Googleマップの表示箇所
スマートフォン
パソコン
グーグルで「渋谷 エステ」と検索した際、上記のように検索結果が表示されます。
スマートフォンもパソコンも検索結果の表示順は、
①広告(有料)
②Googleマップ(MEO)
③検索結果(SEO)
の順になっています。
今のグーグルの検索結果は、SEOよりもMEO(グーグルマップ)対策の方が上部に掲載されるため、重要と言っても良いでしょう。
自分で飲食店やコンビニなど探すときにGoogleマップを使っていませんか?
あなたが普段お店を探す方法が
お客様があなたのお店を探す方法です。
Googleマップに掲載できる店舗情報
店舗名、住所、電話番号、営業時間はもちろん、口コミや写真、キャンペーン情報などの掲載も可能です。スマートフォンで情報を検索して、そのまま予約の電話を掛け、Googleマップでお店まで案内、と来店までのフロー全てGoogleマップにて完結します。
目的意識をもって探す人が7割
お店を探す場合、7割の人が検索順位(SEO)ではなく、Googleマップ(MEO)情報を確認していると言われています。SEOはそれぞれの情報ページを開いてから、メニューや場所、営業時間の確認に時間がかかります。その点、Googleマップはフォーマット(デザイン)が同じなので見やすく、簡単に目的の情報にたどり着くことができます。
目的意識がはっきりしている人への訴求が集客につながります!
掲載順位は1位でなくても大丈夫
また、SEOの様に検索順位が1位でないとダメではなく、10位以内に入っていれば効果はあまり変わらないと言われています。
いまならSEOよりもライバルが少なく、上位掲載されやすいです。
Googleマップの可能性
Googleマップへの対策をオススメする理由はこれだけではありません。今後Googleマップはどんどん進化し、更に店舗集客に役立つサービスになります。
ARテスト開始
「Live View」 目的地までの徒歩での「経路」を選択すると、「開始」の隣に「Live View」が表示され、これをタップすると位置情報検出のために端末のカメラで周囲を映すよう促されます。位置情報の特定に成功すると、画面上部にカメラで映した風景に矢印などが、下部には自分が向かっている方向に連動する地図が表示されます。
今後、目的のサロンを探しやすくなります。
電車や地下鉄、バスの混雑具合を予測
2019年6月27日から、iOS版とAndroid版のGoogleマップがアップデートされ、バスや電車/地下鉄の混み具合を予測してくれたり、バスの遅延をライブで警告してくれる機能が追加されました。
今後、サロンの混み具合なども確認できるようになると言われています。
配車アプリとの連携
Googleマップと既に連携している「Uber」に加えて、2017年3月23日からタクシー配送サービスの「全国タクシー」も利用できるようになりました。
直接予約が可能
2016年からアメリカなど一部の地域で提供されている「Googleで予約」は、フィットネスや美容サロン、美術館や博物館などの予約をSERPs(検索結果)やGoogleマップから行うことができるサービス。
予約まで取れてしまえばクーポン媒体への依存も少なくなります。
Googleマップ登録方法
Googleマップに店舗情報を掲載するにはGoogleマイビジネスへの登録が必要です。
詳しくは下記よりご確認ください。
Googleマップでつながっている顧客数を確認することもできます
インターネットでの検索数、Googleマップでの検索数、電話などのアクション件数、地域、時間帯など様々な顧客情報を管理画面上で確認することができます。
まとめ
SEOに比べまだライバルの少ないMEO(Googleマップ)。対策を早めに始めることで今後のサロン集客に確実にメリットが出てきます。
費用負担がなく、これから更に重要視されるようになるGoogleマップを是非活用してください。
「自分で登録や管理するのは面倒!」という方は自動で運用してくれるシステムもございます。こちらは有料になりますが人間には物理的に出来ない施策をやってくれるので表示順位を上げるために使用するのもオススメです。
登録方法や使い方がわからない方やシステムが気になる方がいらっしゃいましたら遠慮なくご連絡ください。