見た目もニオイもGOOD!介護の負担減にもなる
最近、シニア女性の間で関心が高まっているという「介護脱毛」。将来、介護を受ける可能性を見据えてアンダーヘアの脱毛をする人が増加傾向にあります。脱毛専門の美容皮膚科「リゼクリニック」の大地まさ代先生に介護脱毛について伺いました。
ミドル・シニア世代の注目高まる「介護脱毛」
近年、アンダーヘアのVIO脱毛は、女性にとってずいぶん身近なものになりました。経験した人からは「水着や下着をキレイに着られるようになった」「蒸れや臭いが軽減し、衛生面でもメリットがあった」という声が聞かれます。
さらに、最近では40代~50代の女性の間でもアンダーヘアのVIO脱毛の注目度が高まっているのだとか。その理由は、審美性や衛生面だけではなく「将来の介護のため」。自分が介護を受ける立場になるケースに備えて「介護脱毛」をする人が増加しているといいます。
今回は、介護脱毛について詳しく掘り下げていきます。お話を伺ったのは、全国展開する医療脱毛専門院「リゼクリニック」の新宿院長、大地まさ代先生です。
50代からのVIO脱毛の目的は「将来の介護」?
「介護脱毛」とは自分の老後を想定して、あらかじめデリケートゾーンの毛の脱毛をしておくことだそう。大地さんはこう話します。
「40歳を過ぎると、親の介護を経験する人が増加します。実際に介護を経験した人の間では、オムツ交換や体を拭く際に『手間がかかった』『匂いがこもって不快に感じた』といった、アンダーヘアの煩わしさを感じる方が多くいらっしゃいます。
そのような経験から、ご自分が介護を受ける立場になった際に『介護者の手を少しでも煩わせないように』との配慮から脱毛をする方がいらっしゃいます。
以前も介護経験者が将来のために脱毛をするケースが一定数あったのですが、近年はより幅広い層から将来を見据えた『介護脱毛』の関心が高まっていると感じています。
アンダーヘアの脱毛自体が身近になったこと、子育てが落ち着く時期であることも脱毛の後押しになっているようです」(以下、太字は大地さん)
リゼクリニックは定期的に脱毛に関する意識調査を行っていますが、2021年の7月に行った調査では女性の54.9%が「(介護脱毛を)やってみたい」と回答。その割合は年々増加しています。
さまざまな脱毛方法がありますが、アンダーヘアの場合には毛根組織を破壊して毛を生えなくする「レーザー照射」を選択するのが一般的とのことでした。
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