株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」(https://hba.beauty.hotpepper.jp/)は、近年のセルフエステ店舗の増加を背景にエステサロン・セルフエステ利用に関する意識・実態調査を実施しました。
■エステ(スタッフ施術・セルフ問わない)に関する興味
エステ(スタッフ施術・セルフ問わない)に関する興味に対して「興味がある」「やや興味がある」と回答した人の割合を年代別に見たところ、20代が最多に。痩身・脱毛と比較するとフェイシャルは年代による興味差が小さい傾向。
■エステサロンや美容クリニックの利用経験率※
※利用経験率…・1年以内に利用したことがある+1年以内ではないが、利用したことがある
セルフエステの利用経験率はフェイシャル6.3%、痩身4.1%、脱毛5.6%。
エステサロン(スタッフ施術)・セルフエステ・クリニックと、美をかなえる選択肢が増加しています。エステ利用ニーズは20代が最も高く、若い世代ほど高い結果に。セルフエステとクリニックでの利用経験では、フェイシャル・痩身ではほとんど変わりませんが、脱毛ではクリニックが多い結果となりました。サロンの多様化にあわせメニューや価格の選択肢が増えていることで、今後ますますエステ利用意向の上昇につながっていくかもしれません。
(ホットペッパービューティーアカデミー研究員 岡本 華奈子)
■エステサロン(スタッフが施術)とセルフエステサロン(自身が施術)の選択理由
各エステメニューの「エステ(スタッフ施術)」「セルフエステ」選択理由を聞いたところ、「エステ(スタッフ施術)」の1位は「プロが施術をしたほうが安心」、「セルフエステ」の1位は「自分の好きな箇所を好きなだけ施術できる」となり、選択理由の1位はメニューによって差がないことが分かった。
近年店舗数が増えているセルフエステ。スタッフ施術とのニーズの違いを聞いたところ、スタッフ施術のエステサロンは「プロの施術者による安心感・効果への期待」や、「自分に合ったアドバイス」「非日常を味わいたいから」といったニーズが上位に。一方セルフでは「好きな場所を好きなだけ施術できる」や「肌を見られたくない」などの声が多く、ニーズの違いが明確となりました。この結果からも、セルフエステサロンは今までエステサロンに通っていなかった層のお客さまにも新たなアプローチとして、拡大していきそうな印象を受けました。徐々に認知も広まる中、「人との接触を減らす」等コロナ禍でのニーズにもマッチしており、今後の拡大に注目です。
(ホットペッパービューティーアカデミー研究員 岡本 華奈子)
■エステサロンで(1カ月あたりに)支払ってもいい金額と理想金額
理想金額よりも支払ってもいい金額のほうが高い傾向に。また、フェイシャルにおいてはスタッフが施術するエステサロンよりもセルフエステのほうが1カ月あたりの理想金額・支払ってもいい金額が高い。
フェイシャル・痩身・脱毛とも、「理想金額」に対し、「支払ってもいい金額」がほぼ同額か高く、スタッフ施術のエステサロン・セルフエステ双方に対する期待の高さがうかがえます。また、フェイシャルにおいてはセルフエステサロンのほうが、「理想金額」「支払ってもいい金額」ともにスタッフ施術のエステサロンよりも高い点に注目です。月額定額の中でマシンの使い放題や通い放題などのサロンが増え、「自分のニーズに合ったものを好きなだけ」という価値への期待が高まっていることなどが背景にありそうです。
(ホットペッパービューティーアカデミー研究員 岡本華奈子)
■調査概要
調査名:エステサロン・セルフエステサロン利用に関する意識・実態調査
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2021年7月29日(木)〜7月30日(金)
調査対象:全国の20〜59歳の女性1,000人
■「ホットペッパービューティーアカデミー」とは
美容に関する調査研究機関。「美容の未来のために、学びと調査・研究を」をビジョンに 2014 年に開校しました。美容サロンのマネジメントやマーケティングを学ぶ「経営セミナー」、美容センサスをはじめとした「調査研究」、訪問美容に取り組む「未来会議」を柱に、全て無料で美容業界へ情報発信しています。
美容業界の成長に寄与する場の提供を目指しています。
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▼リクルートについて
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